なんてたってアイドル

「気がつきゃ30過ぎじゃない!」

最近、北海道の相方の実家からビデオテープを送ってもらっている。
義母が毎日テレビ欄をチェックしてGコードでテレビ番組を録画してくれているのだ。
愛する息子の為とはいえ、そのマメな行為に頭が下がる思いである。
わたしならすっ飛ばしても「撮ってもらえるだけいいと思え、っつーか生ビデオテープ送れ」なんていいそだ。
いつか子供出来たら人間の器も大きくなれるのだろうか(いつだ)。

そんな中、ドラバラの最新作を見た。
「なんてたってアイドル」だ。

大泉氏は仙台の学園祭に来た時、「可愛い−」と言われて喜んでいた。
いや、性格に言うとうたばんに出た時に「可愛くねーんだよ!」って言われた顔をしてみて、ファンの子が「可愛いーーーー!!!」と言ったりオクラホマが「可愛くないですよ!」と言うのを待っていたのだ。
ちなみに可愛いと言ったファンは北海道からの追っかけらしくやたら「可愛いー!!」「洋ちゃーーーん!!!」うるさくて現地はこんな有様なのかとげんなりしたのだが。

そんな大泉氏が「アイドルになりたい」と言って始まった企画であるが、番組では30過ぎた正直言って額が後退したりしたり中学生の子供がいる男たちがアイドルを目指すといった内容である。
「そんなのキツイだけだよ」
とはじめは言っていた人々にその真剣な姿を見せる事によって努力することや夢をあきらめない事の大切さ、素晴らしさを感じさせる内容になるのかと予想する。

大泉の役はマジアイドルヲタだ。シブがきを歌って、さらに「イーグルスも歌おう」ともちかけたりする。
その際に長台詞を言うのだが、正直どうだろう。
彼の演技力は自らも未熟だと言っている彼なので言ってもいいと思うが、まだコントの域を脱してないのではないか(これは大泉以外にも言えるのだが)。

ドラバラの今までの路線のように突飛だったりシュールだったりするのならそれでもいいが、今回はおそらく真剣な話なのだろう。
真剣な話でコントの演技をみてしまうと、突っ込みを入れていいかがわからない。
マッスルなら
「ありえねー。すげー」
と楽しめるし
ホワイトストーンズなら
「繭もデカイが芝居もデカイぜ」
とか言えるのだが、相手が真剣だけに言いたくても何もいえないのだ。

舞台は詳しくないのだが、舞台の人がテレビに出るとああなるのだろうか?
蟹頭ではすごくよかった魚でさえもちょっと違和感があり、かえってモリの方が普通に見れる。なぜだろう。
東京の女優さんもいるし、今までよりはお金もかけているような気がする。
でも、安っぽい方が味があったのではないかと思ってしまう。

まだ2回。
これからどうなるのだろうか。
それが観れるのはテープが届く頃・・・来年にはなっているであろうが。

その分と言ってはなんですがハナタレは何も考えずに楽しめて安心します。
シゲはガンダム好きなら細かい点までちゃんと覚えてほしい。
そして早く魚君のララアが見たいです。

最後に。
お母さん、またよろしくお願いします。
ありがとうございます。