八木山大食いスポット「佐々久」の魔力

佐々九ザーカイ天の恐怖

うちの相方やその仲間が大好きなので時々連れていかれる恐ろしい場所、質より量、そして周囲を気にすることなく心おぎなく大量の食材を食す事ができる場所、それが大食いポイントです。
そんな仙台・大食いポイントの太白区のキング「佐々久」へ行ってきました。


八木山若葉町の住宅地にさりげなく開いているお世辞にも綺麗とはいえない店、それが佐々九です。
ドアを開けると油っぽい店内とかなり読みこまれた少年漫画と雑誌、そして大学生の集団が常にいます。少し前まで目の前に大学の寮があり、今でも東北大学と工業大学の学生が沢山いるので欠かせないポイント。先輩から後輩に引き継がれています。
入り口で注文してじっと座って待つ。
読む漫画がないので唯一知っている「北斗の拳」にする。雲のジュウザってこんな人だっけ〜、と、ちょっと関心。

さて、やっと来たぞ・・・・。うええ。すげー。
まさに山のようなから揚げとキャベツと、何故か真っ赤なスパゲティが見事な高さを築いています。横にはデカイ茶碗に山盛りのご飯。確かうちら小盛りって注文したんですけど・・・。
覚悟を決めて手をつけると、味はおいしいのよね。だからまた来てしまうんだけど。
完食目指して衣は残すことにしました。それが結構な量。これで大分イケそう?
スパゲティ・・・うへえ、やっぱ辛くて駄目だ〜。
でも相方曰く「残したら駄目だ。完食の為のこれはアクセントだから大切なんだ」と。
どうでしょう、これは。辛いぞマジで。

30分後、ようやく終わりが見えてくる。キャベツと天ぷら少しだけになったぞ。大丈夫そうです。
そして向かいの相方というと、わたしの分のご飯を食べたせいか、おかしな顔つきになっています。でも負ける訳にはいかないのだ。ベルトを外し、休憩を取って、最後まで諦めない。佐々久相手に負けは許されないのだ!
一時間後、ようやく店を出ます。
「死ぬ・・・俺は死ぬ。」
助手席の相方は180度の姿勢でつぶやきます。
負け犬。英語で言うとLOOSER。
「しょ、衝撃が辛いんだ・・・。」
そうは言いますが、ここは八木山。カーブと舗装の悪い道と、さらに登り坂だらけです。180度の姿勢にシートを倒した彼にとってきつい登り坂はほぼ逆さ吊状態。勝手知ったる八木山を走り回るわたしの横で、まるでジェットコースターに乗せられたありしゅー(コサキン放送作家)です。
「坂ばっかー・・・、坂だらけ・・・もういやだ〜・・・。」

皆さん、こうならないように佐々久では食べられるだけの量を頼みましょうね。でも残したら駄目よ。