ジェフベックとコージー・パウエル

高校の頃からコージー・パウエルが好きでした。

きっかけはディープ・パープルとエアロスミスを教えてくれたM君。
「パープル好きならこれも気に入ると思うよ」
と、かしてくれたレインボーのアルバムにノックアウトされました。
特にボーカルのロニー・ジェイムズ・ディオのこぶしシャウトやドラムのコージー・パウエルのドコドコしたプレイにすっかり魅了されて、部活の時間に授業で余った粘土細工で「コージーはバスドラが二つあるんだよね!」と言ってドラムセットを作ったりする始末です。
そしてM君のくれたコージーの渡り鳥履歴を元に色んなCDを聞きまくっていたある日。タワーレコードで「ジェフ・ベック・グループ」という文字を発見しました。
「やったー!あったー!」
当時はレンタルもまだまだレコードの時代。ロックを聞きたかったら買うしかありません。ジャケットを見て
「おお、この顔はコージー・・・ってゆーか、こんなに色男だっけ?すげーカッコいい・・・」
と、ウハウハしながら聞いたサウンド、それはそれは胸を打たれるものだったのです。
ジェフ・ベックか・・・これはイカす。たまらんワイ。よし、ジェフも集めようっと」
で、未だにジェフを聞いています。
第二期ジェフ・ベック・グループだけでも生きていける。
でもインスト一枚目と二枚目も捨てがたい。
なんて・・・。

勿論その後もコージー好きは継続し、ソロアルバムや色んなグループを聞いてまわりました。
やっぱレインボーとジェフベック関係がいいかな〜。

先日、青森まで旅行した際に相方が「好きそうだから持ってきた」というCDにCharの「マスタング」があったので聞いていたのですが、どうもドラムが気になる。チャンチャンとシンバル?の音ばかりで気になってたまらないのです。相方に「チャンチャン言ってるよね」と言ったら、彼も気になって仕方がなくなったとの事なので、ここぞとばかりのコージーの「オーバー・ザ・トップ」をかけてみました。
おお、これですよ、これ。ドコドコとダイナミックに響く音。人間のドラムプレイ。ライブ感がビシビシです。
相方も「さっきと比べると違うよね〜。いいアルバムだね〜」と言います。しめたっ。
ブライアン・メイ・バンドの時にね、まだコージーが生きている時にね、このドラムソロを聞いたんだよ」
とか言ってたらなんだかジンとしちゃった。
今生きていたら何してたんだろう、コージー
ジェフが7月に来日するようですが、わたしは帰省中なので行けません。でも今のジェフのアルバムを聞いても感動する事は無いのでまあいいか、という感じですが。前回も前前回も余り彼のプレイについて記憶に無いのです。何故だろう?
クリームも再結成するとの事ですが、アイドルに曲を提供してしまうクラプトンは今、どうなんだろうなぁ。ブルースは聴かないのでその辺りの反応はさっぱりなので、ちょっと知りたい。ジェフも何で来日するのかな。またデジタル処理された窮屈な新しいアルバム出るの?


余談ですが、ジェフアルバムでのカッコいい男性はコージーではなくてジェフと分かりました。そういや真ん中に写ってるしね。当時は輸入版しか知らなかったのですが、知識を重ねて数年後に発覚です。だって似てるんだもーん。ナンにせよ昔のジェフは超カッケー。