サンシャイン
きっかけがジェフ・ベックだったからといってカテゴリー分けしたけど、さすがにキツくなってきたスティービー・ワンダーネタ。でもこのままいくぞ。
金曜からカーステでベストを聞いています。
ソウルなんて全然聞かない相方も、意外と良い感想。
中でもお気に入りは「サンシャイン」。
きっかけはBBAがサンシャインと同じアルバムに入っている「迷信」をカバーしているのを知って「じゃあ本家も聞いてみようか」みたいに思って、スティービーのアルバム「トーキングブック」を借りたことです*1。
その時は良いアルバムだとは思ったけど、なんせギターとドラムばっかり聴いていた時期なので、鍵盤主体のこれは2回位聞いてサンシャインだけ記憶に留めて、そのまま忘れていました。
そして最近BBAを聴いて思い出した本家「迷信」。
家でテープを探したけど見つからず、偶然ベストが発売されたばかりと知ってつい買ってしまい、そこで何かが大きく狂った。
いや〜、スティービーがこんなヘヴィなサウンドを作っているとは思いませんでした。「パートタイム・ラヴァー」のイメージで、キーボード弾いて首振っているアメリカンポップスの人だと思ってた。
「心の愛」とかも聴いたことあったけど、普通のポップスだと思ってた。
元々70年代までのサウンドが好きだけど、彼もその時代がツボです。たまらん。
特に「迷信」のクラビネット?なんだか、ウワウワいってる音とトランペットの組み合わせとか「サンシャイン」を大きな音で聴くと気がつく音の厚みとか。
サンシャインなんて、絶えず聞こえるシンバルみたいな音とポコポコいってるパーカッションの音、ふわふわしたキーボード、男性と女性のバックボーカル、「シュッ、シュッ」とか「ヒャー」とか言ってる声、そんなのが厚く重なっていて、リズムの刻みがすごい小気味良い。こんなの初めてだー。面白いー。
すごく突発的な感じがするけど、絶対すごい練って作っているんじゃないか、とか、この音を入れようと思ったのはどんなシチュエーションだったんだろうか?とか、色々考えてしまいます。
実に愛と慈しみと生命感に溢れていて、眠っていた何かが目を覚ますような。そんな曲です。
高校の頃に知っていても気がつかなかったものに、今、気がつきました。初めて郷田さんを至近距離で見た時みたいな高揚感が湧いてきた。
そん時も言ったけど、今も言っちゃう。
生きてて良かったー。わははー。
う〜ん、でも楽器も音楽も知らないわたしには上手に説明出来ないわー。
楽器やっときゃ良かったと後悔する瞬間・・・。
せめて、もーちっと理解しようと、仙台からの帰りにずっとリピートして聞いてました。スティービーってスゲー。